IHI物流産業システム

引用元：IHI物流産業システム公式HP
https://ihi-logistics.com/

IHI物流産業システムでは物流倉庫事業の保管や搬送、仕分け、ピッキングに使用されている製品を取り扱っている会社です。製造拠点は福島県本宮と静岡県沼津にあり、メンテナンスは北海道から九州まで全国各地に拠点を設けています。IHI物流産業システムの走行ロボット（ファクトライナー）の特徴や機能、事例についてまとめました。

IHI物流産業システムの
走行ロボット（ファクトライナー）の特徴

「磁気誘導方式」と「レーザ誘導方式」の２種類に対応可能

走行ロボット（ファクトライナー）は「磁気誘導方式」「レーザ誘導方式」の２種類に対応しており、システムに応じて適した誘導方式を提案しています。

磁気誘導方式は床に細いしなやかな磁性体（永久磁石）の誘導線が埋め込まれており、「停止マーカー」「減速マーカー」などの設置は必要ありません。レーザ誘導方式はレーザー反射板の壁や柱などへの貼付けのみで、マーカー不要です。床工事で磁気誘導方式は床に誘導線の埋設工事が必要ですが、レーザ誘導方式は不要です。

充電方式は4パターン

充電方式には 「バッテリ自動交換」「自動補充電」「急速自動充電」「手動充電（交換）」の4パターンがあり、IHI物流産業システムではレイアウトや稼動条件に合わせて、搬送能力が活かせる方法を提案しています。

例えば、自動補充電は人手による作業がなく価格も抑えられますが、稼働率が高いシステムには向いていません。それぞれメリットデメリットがありますので、自社に適したものを選択してください。

ステアリング方式は3つ

ステアリング方式は 前輪ステアリング方式・2輪速度差方式・独立ステアリング方式の3つです。独立ステアリング方式は同じ方向を向いたまま前後左右すべての方向に移動することができ、2輪速度差方式は全身、後退、左右迂回が可能です。

ファクトライナーはローラコンベアやプッシュプル、リフトアップなど豊富な移載装置によって他の物流機器と簡単に組み合わせができる無軌道タイプ、スピンターンや横行も可能なため複雑なルートでも効率よく無人搬送ができます。

IHI物流産業システムの
走行ロボット（ファクトライナー）の機能
について

作業者の安全を考慮した装置を搭載

走行中はメロディーを流して周辺で作業している人に知らせる「警音器」や、押されると機械式ブレーキで緊急停止する「非常停止ボタン」、車体前後に障害物を感知するセンサーなど作業者が安全に作業できる装置・前方2mに障害物を発見するとスピード落とし1mになると停止するなどの「障害物センサー」といった豊富な安全機能が搭載されています。

全ての制御装置やアプリケーションは壊れることを前提にして設計されており、地上管制コンピュータにはＵＰＳが標準装備されているため停電が発生した場合のデータ消失を防止することができます。

このメディアでは、他にも、人手不足を解消し、生産性を向上させる走行ロボットを紹介しています。TOPページでは利用する目的や場所に合わせてオススメの走行ロボットを紹介していますので、ぜひチェックしてください。

IHI物流産業システム（ファクトライナー）の走行
ロボットの事例

労働生産性3倍、製品在庫7%削減

ある食品メーカーがファクトライナーやコンベアなどシステムを導入し、原資材調達から生産・販売・物流までの各機能が連携する仕組みを実施したことにより、労働生産性（12人→4人）、リードタイム従来比15％（7日→1日）、制裁在庫が7％削減することができました。人手不足の解消やリードタイムの短縮、在庫の削減といった目的をはたすことができたのです。

IHI物流産業システム（ファクトライナー）走行
ロボットのサポートについて

幅広い技術を取得したエンジニアが在籍している

IHI物流産業システムでは機械･制御･コンピュータなど幅広い技術を取得したエンジニアが在籍しているため、突然のトラブルにも迅速に対応してくれます。電話受付は24時間対応可能、部品供給もスムーズです。全国各地にメンテナンス拠点を設置、設備を安定して稼働させることができるように故障を予測し予防するなど、さまざまな支援やサービスを実施しています。

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