物流業
少子高齢化が進む日本において、人手不足に悩んでいるのは物流業も同様。それに反して物流業への需要は高まっており、作業を自動化できる走行ロボットへの注目が集まっています。導入することでどのような課題を解消できるのか、事例と共に見ていきましょう。
物流業で導入するメリット
人手不足解消、業務効率の向上
物流現場での搬送業務は、台車などを使った人力が中心。しかし、この業務をロボットで自動化できれば作業員の負担が軽減、少ない人数でも十分なパフォーマンスを発揮できるようになります。また、空いた人手を別の部分で活用できるため、サービスや生産性の向上も期待できるようになるでしょう。
ヒューマンエラーの減少
人間による作業では、ミスを防ぐためにダブルチェックなどの手間がかかりますが、ロボットはプログラムされた業務を正確に行うことを得意としています。つまり、ヒューマンエラーが起こりにくくなり、それに伴う生産性のロス・クレーム等を防ぐことにもつながるのです。
物流業の導入事例
レイアウト変更にも自動で対応、
効率アップ
自律走行搬送ロボット「SR-AMR150」の導入事例。通路幅830mmでも通行できるコンパクトサイズで、床にラインを設置する必要のないガイドレス仕様。レイアウトが変更になってもロボットが自動でルート設計を行い、搬送します。また、荷台のカスタマイズも可能です。
搬送業務の自動化、省人化に成功
自動車産業を中心とした総合物流企業であるカリツー株式会社では、24時間稼働の物流センターも抱えており、作業員1人1人への負荷が年々増していました。しかし、物流支援ロボットを導入したところ、フォークリフトで人間が搬送していた業務の自動化に成功。省人化も実現しました。
走行ロボットの選び方
ロボットに担わせる業務を
見極めよう
物流業における走行ロボットの導入は、現場の状況・課題に合わせて適切な製品を選ぶことが重要。棚入れ・ピッキング・搬送など、どの部分をロボットに任せるかを見極めることが第一です。また、現場のレイアウト変更が可能かどうかでも、導入できる製品が異なることを覚えておくと良いでしょう。
まとめ
環境や課題に合わせることが大事
物流業の現場における労働力不足の問題、これを解消するための対策としてロボットの導入が進み始めています。走行ロボットにはAMR・AGV・RGVといった種類があり、ニーズに合わせて適したものを選ぶ必要があるため、当サイトの情報をぜひ参考にしてみてください。