RICOH

引用元：RICOH公式HP
https://industry.ricoh.com/

黒色ビニールテープでガイドを構築するだけで簡単に導入できる走行ロボットがRICOHのAGV 3000です。安価なビニールテープで走路を設定できるので、コスト面でもメリットがあります。コンパクト設計でカスタマイズも可能です。ここでは、RICOHのAGV 3000について、特徴や機能などをまとめました。現場に合った走行ロボットを選ぶ際の参考にしてください。

RICOH（AGV 3000）の走行 ロボットの特徴

黒色テープの簡単なコース設定

RICOHのAGV 3000は、床面のテープを認識して自動で走行する無人搬送車です。位置精度が高精度なガイド方式を採用しています。黒色のビニールテープで走路設定をするだけで、簡単に導入できます。黒色ビニールテープの他、黒マジック、黒ペンキでも対応可能です。黒色ビニールテープは価格も安く、どこでも手に入るので、磁気テープと比較して走行コースの変更も容易です。主に、工場や物流倉庫などで荷物の運搬に使用されており、構内物流に関わる作業者の負担を軽減します。

コンパクト設計でスペックアップ

従来機と比べて、高さが低く、コンパクトになっています。高さは240mm、横幅400mmです。狭い通路やスペースでもすいすい走行します。走行は、前進・後進・回転が可能。後進は直進ですが、回転で任意の角度でのスピンターンができます。サイズが小さくなっても、積載重量や速度はアップ。最高速度は従来の2倍（60m/分）になりました。長距離走行やタクトが厳しい状況でもスピーディな運搬が期待できます。積載重量は従来の60kgから140gもアップして200gになりました。LRF（laser range finder）を搭載し、安全性も向上しています。

設備にあわせてカスタマイズ可能

AGV 3000は、本体である走行部と搬送部の構成です。搬送部は、カスタマイズ可能。搬送したい荷物に合わせて、棚⾞持ち上げ搬送や積載/移載搬送など、搬送方式に柔軟な対応が可能です。また、施設内のコンベヤの高さに合わせ、自動移載ユニットをカスタマイズできます。他のシステムとの連携にも対応。シートシャッター、エレベーター、防火扉などと連携して走行できます。工程の進捗状況に合わせた部品の自動搬送も可能です。

RICOH（AGV 3000）の走行 ロボットの機能について

音声ガイドとレーザーセンサー搭載で安全走行

発車時、走行中、エラー発生時、サウンド予定表などの任意時に音声ガイドを設定可能です。音で存在を知らせるため、安全に運行できます。衝突防止機能も搭載されています。前後面に設置して、障害物をレーザーセンサーで検知して自動で停止する仕組みです。衝突による事故を防ぎます。また、バッテリーはリチウムイオン電池を採用しています。従来機よりコンパクトになり、充電時間が短縮しました。最大稼働時間は8時間です。有線での手動充電に対応しています。

走行ロボットは多種多様です。ここで紹介したAGV 3000以外にも、それぞれに特徴をもつ走行ロボットがあります。人手不足の解消と生産性の向上に貢献する走行ロボットですが、種類が多く、選定に迷うかもしれません。走行ロボットは、現場に合う物を選ぶことが大切です。このメディアでは、走行ロボットを紹介・比較しています。TOPページでは利用する目的や場所に合わせてオススメの走行ロボットを紹介していますので、ぜひチェックしてください。

RICOH（AGV 3000）の走行 ロボットの事例

RICOH（AGV 3000）の走行 ロボットの導入事例は見つかりませんでした。

RICOH（AGV 3000）の走行 ロボットのサポートについて

保守サポートとして、サービスパーツ、消耗品の販売や修理などに対応しています。本機の保証期間は6ヶ月。保証期間中は、障害発生時の交換部品、技術員派遣時の技術料金、技術員のお客様先までの往復交通費を無償で対応します。保証期間満了後でも、有償にはなりますが、部品交換や技術員の派遣といったサポートを提供しています。サポートは日本国内に限定されています。保証期間が過ぎても困ったことがあれば、すぐに相談できる体制です。

また、導入後のサポートだけではなく、導入時のサポートも手厚いです。希望や課題などをしっかりと打ち合わせした後、現場調査や検証デモを実施した上で、仕様を検討するという流れです。納品後は、有償で初期導入教育も用意しています。導入後、動作確認までしてもらえます。

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